大阪オートキャンプ協会

新型コロナウイルス感染症感染予防ガイドライン 第 5版

オートキャンプ場における
新型コロナウイルス感染症感染予防ガイドライン 第 5版 
キャンパー版抜粋
一般社団法人日本オートキャンプ協会

広い屋外でゆっくりと時 を過ごすオートキャンプは安全で健康的なレジャーです。
新型コロナウイルスと共存する「ウィズコロナ」環境において、キャンパーがオートキャンプを安心して楽しみ続けるためには、キャンプ場が十分な感染予防対策を実施するとともに、キャンパーにも感染予防対策をしっかりと実行していただくことが不可欠です。

日本オートキャンプ協会は、キャンプ場とキャンパーが実行すべき感染予防策をガイドラインとしてまとめました。
具体的な対策はキャンプ場の立地や施設、その他の要因によ って異なりますが、基本的な指 として活用してください。
なお、本ガイドラインは、新型コロナウイルスの拡大状況等を踏まえ、今後必 に応じて更新されます。

1. オートキャンプ場における新型コロナウイルス感染リスク

まず、オートキャンプ場における新型コロナウイルスの感染リスクを知ることが重要です。

キャンパーがキャンプ場で、チェックイン、チェックアウト等の際に、従業員とのやりとり、キャンプを楽しんでいるときの同行者とのふれあいといった際の感染リスクを把握することが必要となります。

1.1. 新型コロナウイルス感染の基本

感染予防対策の基本は、3つの感染リスクと、それぞれの感染リスクへの予防策を正しく理解することが大切です。

1.1.1. 感染の種類
1.1.1.1.  沫感染
沫感染とは、感染した人の咳やくしゃみ、マスクなしの会話などの 際に出る飛沫に含まれるウイルスを口や鼻から吸い込むことによる感染です。
1.1.1.2. エアロゾル感染
微細な飛沫(エアロゾル)が空気中を浮遊し、それについたウイルスを口や鼻から吸い込むむことによる感染です。
1.1.1.3. 接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、手洗い・消毒をせずに握手したり、ウイルスが付着した場所を触ることで、感染者以外の人の手指にウイルスが付着し、ウイルスのついた手で目、鼻、口に触れることによる粘膜を通じた感染です。

1.1.2. 感染の種類ごとの感染予防対策の基本
1.1.2.1. 飛沫感染の予防
テントやコテージの中を含めキャンプ中、常時マスクの着用・咳エチケットを徹底し、他の人との距離を保ちます。
人と人が対面する場所に飛沫防止のスクリーン等を設置します。
1.1.2.2. エアロゾル感染の予防
屋内での大声、歓声、歌唱を控えてエアロゾルの発生を抑えます。テントやコテージの中のこまめな換気を徹底して、屋内のエアロゾルを屋外に排出します。
1.1.2.3. 接触感染の予防
多くの人が触れる箇所や共同で使用する施設等の表面を頻繁に消毒します。キャンパーと従業員に、定期的な手洗いまたは手指消毒を徹底します。

1.1.3. 日常生活における感染予防対策
以下の感染対策の基本を忠実に実施することが必要です。
・ 三つの密(密閉空間、密集場所、密接場面)をいずれも徹底的に避ける(特に「感染リスクが高まる「5つの場面」」を避ける)
・ 人と人の距離の確保
・ 自宅以外の屋内および多くの人がいる場所でのマスクの正しい着用及び咳エチケット
デルタ株等の変異株の拡大を踏まえ、正しいマスクの着用及び咳エチケットの徹底(品質の確かな、できれば不織布を着用)。
マスクの着用法について、例えば厚生労働省HP「国民の皆さまへ 新型コロナウイルス感染症 」参照
・ 定期的な手洗い、アルコール溶液(濃度70%以上95%以下のエタノール等)による手指消毒などの徹底
・ 日常の体温確認 、毎朝の検温
・ ユニフォームや衣服のこまめな洗濯。

1.1.4. 他のキャンパーとの接触による感染予防対策
・キャンプサイト、炊事場やゴミ処理、バーベキューサイト、トイレ、シャワー、洗面所使用時など、他のキャンパーと接触する可能性のある場面では、マスクを正しく着用し、互いに一定の距離(1~2m)を保つよう要請します。
・同グループのキャンパー間の感染を予防するため、以下の点に注意します。
✓ テントやコテージは、できるだけ日常同居している人同士で利用します。やむを得ず同居している以外の人と同じテントやコテージを利用する場合は、常にマスクを正しく着用し、咳エチケットを徹底するとともに、テントの入口やコテージの窓、ドアを開けて換気します(室温が下がらない範囲の常時換気、乃至は1時間に2回、1回に5分以上のこまめな換気)。
✓ テントやコテージの入口に消毒液を置き、手指消毒をしてから中に入るよう徹底します。
✓ 整列させる場合には、列にマークを付ける等、人と人との十分な  距離を空けた整列を促します。
✓ 食事の際は、バーベキューなど屋外で食べる場合でも、互いに1m 以上の距離を取り、正面で向き合うことを避けます。
マスクを着けていない飲食時はできるだけ会話を控え、会話をする時はマスクを着用します。
✓ 料理はできるだけ一人分ずつ盛り付け、大皿から自分の箸等で料理を取らないようにします。
✓ キャンパーには大声や、歓声、歌唱を控えてもらうようにし、マスクを着用している場合であっても、会話を短く切り上げる等の対応が望ましい旨周知します。
また、大音量のBGMは大声での会話を誘発する可能性があるので、BGMの音量を上げすぎないよう留意します。

1.1.5. 施設や空間の共有・備品類の共用による感染予防対策
・レンタル用具などの共同で使用する備品やトイレや炊事場といった共同利用施設を利用した後には、手洗いまたは手指消毒を徹底します。また、共用のタオル等の設置は中止し、ペーパータオルを設置する、個人用タオルを持参する等により、共用による感染を防ぐようにします。

2. キャンパーへの協力  
感染防止のため利用者が遵守すべき事項をまとめものが、ウェブサイトや受付など適切な場所に掲示されるので遵守する。

【掲示例】
■キャンプ場に来る前に
☆自宅出発前に検温と体調確認を行い、発熱(平熱より1℃以上高い)や咳、息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、喉の痛み、下痢、嗅 ・味覚の異常など感染症の疑いがある方は、ご来場をお控えください。
☆キャンプ場は原則として日常生活を共にしているメンバーで利用してください。
それ以外のメンバーでキャンプをする際にはできるだけ人数を絞り、各人が個別のテントやキャビンで就寝するようにしてください。
■チェックイン
☆チェックイン時には、ご来場者全員の検温と体調確認をさせていただきます。
☆発熱や体調がすぐれないなど感染症の疑いがあるお客様は、ご来場されても入場をお断りさせていただくことがございます。
☆受付時など、あらかじめ、キャンプ場を利用するキャンパーに氏名、年齢、住所、電話番号、携帯番号、携帯メールアドレスなど追跡可能な連絡先を登録していただきます。
また、接触確認アプリ(COCOA)や各地域通知サービスの利用をお奨めします(COCOA は、携帯電話をマナーモードで利用する際、電源及びBluetoothをonにして使用)。
これらアプリは、Google Play Store やApple Store からダウンロードできます。
■キャンプ場内での感染予防
☆管理棟を含む建物内及び屋外でも他人との距離を十分取れない恐れがある場合には、常にマスクの正しい着用・咳エチケットをお願いします。
☆管理棟及びキャンプ場内の各所に消毒液を設置してあります。石鹸を使った手洗いとあわせて、手指消毒にご協力ください。
☆キャンプ場内では、大声を出したり、歓声及び歌唱を行わないようご協力をお願いします。
☆食事の際は、バーベキューなど屋外で食べる場合でも、互いに1m以上の距離を取り、正面で向き合うことを避けてください。
マスクを着けていない飲食時はできるだけ会話を控え、会話をする時はマスクの着用をお願いします。
☆コテージやキャビンに泊まる場合には、窓、ドアを開けて換気をお願いします(室温が下がらない範囲の常時換気、乃至は1時間に2回、1 回に5分以上のこまめな換気)。
☆料理はできるだけ一人分ずつ盛り付け、大皿から自分の箸等で料理を取らないようにしてください。
☆シャワーや洗面所等、マスクを外して利用する施設内では、会話を控えてください。
☆キャンプ場では感染防止のための規則およびスタッフの指示に従ってください。
■利用中の体調確認
☆毎朝、検温と体調確認をしてください。
☆体温計は各自で持参してくださるようお願いします。
体温計をお持ちでない場合は、キャンプ場で貸し出し用の体温計を準備しています。
■体調がすぐれないとき
☆発熱など体調が悪い場合は管理棟スタッフへお知らせください。
■キャンプ場利用後に陽性と判定された場合
☆キャンプ場利用後14日以内に陽性判定を受けた場合には、積極的疫学調査への協力のため、キャンプ場に連絡をお願いします。


以  上
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