大阪オートキャンプ協会

3月例会~会員による特別例会~
ふれあいの丘オートキャンプ場

3月特別例会報告

3月20日(土)~22日(祝)、18ファミリーの参加で、会員による特別例会を開催した。
会場となった「ふれあい公園オートキャンプ場」は冬季閉鎖中であるが、例会のために特別に空けて頂いての開催で、オートサイトは全体で14サイトだが、15ファミリーの参加で開催した。

 一昨年もこのキャンプ場で同じ時期に例会を開催したが、厳しい寒さで震えながらの例会となった。今回は同じ運動公園内の道の駅の2階にある宴会場を夜間に貸して頂けることとなり、この宴会場に夕食を運びこみ、暖房の利いた暖かい部屋での食事に期待している。

 初日は、雨こそなかったが曇りで寒い一日でした。日本列島には低気圧が近づいており、一級品の寒波を伴っておりこの3連休は、冷たい風と強風が予報されていた。

 午前中に参加者のほとんどが到着して設営を終えたため、3時に開村式を行い、今夜の合同の食事会についての懇談会を行った。夜には雨となるのは確実で道の駅2階での合同食事会はありがたいとの結論になった。

 参加ファミリーそれぞれに自分の食事を少し多めに作り、車で道の駅2階の宴会場に運び込んだ。広い宴会場のテーブルの上に供出された食事をすべて並べた。乾杯の後バイキング形式で好きなものを皿にとって、各自のテーブルに運び、ワイワイとにぎやかに懇談しながら食べる。これはとてもキャンプとは言えないが、これはこれで楽しかった。

 暖房の利いた部屋の中で宴会を楽しんでいた間に、外では強い風を伴った、激しい雨が降っていた。宴会を終え外に出て驚き、テントサイトに戻り暗闇の中、張り綱の補強などを行い、風雨への備えをした。

 そして、恐怖の夜が始まった。雨風は唸りをあげて荒れ狂い、テントやタープに襲いかかった。バケツをひっくり返したような雨と言うが、バケツでなく風呂釜かプールをひっくり返したような脅威を感ずる雨と、渦を巻く強風が断続的に続いた。風雨は朝方まで続いた。

 翌朝、風雨は止んでいた。多くのテントが飛ばされたり壊れたりして甚大な被害を受けたファミリーもあったが、人的被害がなかったのが幸いだった。
 天気は回復し青空が出てきた。雨にぬれた道具類を一面に干し、昨夜の恐怖体験が話題となっていた。

 本日のイベントは、森林伐採体験。役所の主催で我々の他にも一般市民の参加もあった。10時に集合場所の道の駅から、大型の観光バスに乗り「森林センター」に移動。バスを降りなぜ伐採が必要なのかの説明があり、全員に手袋とヘルメットが渡され、急斜面の杉林に案内された。山は急こう配の斜面で、道は斜面を踏み固めただけの頼りない山道だった。

  随分と登った杉林の中で、のこぎりが渡され、参加者に実際に直径10センチ程の杉の木を切り倒せと言う。倒す方向に三角に切れ目をいれ、反対側からのこぎりで切ってゆけば、杉の木は音を立てて倒れる。最初はへっぴり腰だったが、木が倒れる快感が分かると、皆さん競って伐採を体験した。
 普段は絶対にできない伐採を実際に体験し、皆さん興奮のうちに3時間程のイベントを終えた。

 その後は、キャンプ場に帰り自由行動。天気は良いが今年最大の中国からの黄砂で見通しはほとんどない。キャンプ場でゆっくりするファミリー、キャンプ場の近くにある日本の棚田100選の一つ「あらぎの島」見学、車で20分の「二川温泉」への入浴とそれぞれに楽しんだ。

 最終日は快晴、黄砂も去り青空が広がった。朝食後ほとんどの人が撤収し、午前中に岐路についた。早めの撤収は、阪和自動車道の恒常的な渋滞を避けるためだが、早々と11時に帰ったファミリーから、すでに大渋滞との電話連絡があった。

  今回の例会の嵐との戦いは、これからも忘れることなく語り継がれて行くだろう、思い出に残る例会となった。

レポート 事務局 井上


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